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DISCUSSION

オーナー座談会
オーナーズクラブ員による
スペシャル座談会




Royal Enfield オーナーズクラブ座談会
2006年3月29日 都内某ビストロ
テーブルを囲んだ人:inotty、長T、かちゃ☆マン、イガ、シィ、おーた、MARU
         (順不同・敬称略)
司会:motchie


prologue
これまでも複数のバイクに乗り、ある程度の経験と知識があってからエンフィールドを選んだ人たちと、最初からいきなりエンフィールドでバイク人生を始めるという人たちには、エンフィールドというバイクに対して思いや認識に違いはあるのだろうか、また一見全く異なるアプローチを見せる両者がエンフィールドに感じる魅力は同じなのか違うものなのか。


ベテラン組の選択
motchie:皆様本日はお忙しい中集まってくださりありがとうございます。今日ご参加いただいた方々、司会の私を入れると8人ですが、そのうち年長3人は同世代にしていままで色々なバイクを乗り継いできた末にエンフィールド乗りとなり、しかも現在も複数のバイクを同時所有しているという共通項があります。女性2人を含む若者5人組は逆に2輪免許を取得して初めてのバイクがエンフィールド、またはわりと早期にエンフィールドに乗り換えた人たちです。
 まず最初に、皆さんがどうやってエンフィを知り、購入するに至ったのか、そのあたりの事情をお聞きしたいと思います。まずはREOCJ元老院の長老たちから(笑)。i
nottyさんのバイク遍歴を教えてください。

inotty:大学時代、2輪の免許を取得、就職してまず最初にカワサキZ250FTに乗った。その当時フレームが250cc専用設計だったのはこれとスズキのRGくらいしかなかった。大学時代からあらゆるバイク雑誌を読み漁っていたから、当時からエンフィールドが新車で買えることは知っていて、買おうと思っていた。でもたまたまその時欲しかったデラックスタイプが在庫に無く、スタンダードモデルしか無かった。当時は考えや趣味も若くってやはりタコメーターやメッキフェンダーが付いているほうが欲しくって・・・

長T:タコメーターって、どこに付いてたんですか?

inotty:いや、今のメーターナセルじゃなくって、一般的なタコとスピードメーターの2つが並んで外付けで付いてたの。その後250を乗り継ぎ、大型免許を取ってトライアンフ・デイトナの造形に一目惚れして購入、カリフォルニア・ハイウエイパトロールの「ジョン&パンチ」(米TVドラマ)に憧れてカワサキZ900チップス仕様を増車(笑)、そうこうするうちにオークションでエンフィールドの出物を見つけて・・・

motchie:運命の豹金号に出会ったわけですね(笑)。長Tさんは?

長T:最初は4輪のおまけの免許で通勤のための原付に乗り始めたんです。ホンダのスカイ。それだと国道のトラックが怖いので、DT50に代えた。これが楽しくて、仕事帰りに河原に乗り入れて遊んだり(笑)。それで面白くなって27歳で2輪免許を取りに行った。そして買ったのがホンダ・シルクロード。

inotty:渋い〜(笑)。セミアップマフラー、シングルシートでしたよね。

長T:そうそう、後ろに荷台がついててね。友達に「でっかいカブだな」なんて言われて(笑)。でも、それで北海道行きましたよ!そのあとホンダBaja250に乗りながらトライアル用のTL50、50じゃつまんないからってTY250に(笑)。そのあとホンダトランザルプ400N。

motchie:ではオン・オフ系というテイストというか好みは一貫しているわけですよね、とすると、エンフィールドというのは、ちょっと異色なんじゃないですか?

長T:もう単純に単気筒エンジンに乗ってみたかったから。だから、最初はSRを探していたんですよ。ところが、仲間といつも行くペンションのオーナーが「だったら、面白そうなのがあるよ」って、雑誌を見せてくれた。それがエンフィールドだった。で、自宅の近くにショップがあるっていうんで見に行った。そしたらショップのご主人がエンジンかけてくれて。音聴いたら、ああ、いいなあ、って。それからネットで出物を探して、今のに決めたんです。

motchie:ぼくもやはり先に4輪に乗ってて、2輪のほうが後。最初は24歳でホンダVT250Fだから、inottyさんに遅れること1〜2年という時期でしょうね。それからVF400,VFR400R(NC30)と乗った。特にNC30なんて、すごく高性能・高品質で大好きだったけど、あまりにバイクのレベルが高くて、乗ってて速いんだけど乗れてる実感がわかない。バイクに乗せられてる感じ。自分の下手さがバイクの性能を妨げているような(笑)。それから結婚直前に、もうしばらくチャンスが無いだろうと思って北海道へ行くことにして、長Tさんと同じトランザルプに。その後6年ほどブランクがあり、またバイクに乗ろうと思ったとき、4輪の経験からアリエルみたいなサドルシートの旧い英国車に乗ってみたかった。だけれど旧車は高いし壊れるといちいち大変だし、と思ってSRにしようかと悩んでいたら、たまたま通りかかったショップでエンフィールドが置いてあって、ええ?なんで無くなったはずのメーカーのバイクがまだ売ってるの?って(笑)。インドで現行生産されているなんて知らなかったから、驚いた。これなら60年代の、スタイルだけでなくブランドや乗り味までそのままでしかも気軽に乗れる、と思って。乗ってみてもし手に負えなければSRにすればいいや、と思った。


若者たちの選択
motchie: さて、それでは今度は最初からエンフィールドを買っちゃうという暴挙に出た(笑)若者グループ。最初はMARUさんから。

MARU:ぼくはまず免許をとって、最初はSRに乗ろうかと思っていたんです。

motchie:それはなぜSRに、と思ったの?

MARU:一番バイクらしいバイクだと感じたからです。

motchie:ああ、プラスチック製のフルカウルみたいなのじゃなくて、オートバイらしい形だ、と。

MARU:そうです。街に停めてあるいろんなSRのモディファイの仕方を参考に、自分だったらああしよう、こうしようと思いながら。そうしたら雑誌でエンフィールドを見て、ああ、自分が欲しいのはこういうのだ、って。

motchie:なんだ、ここにあるじゃん、て?

MARU:そうです(笑)。

motchie:そのとき、SRのほうがモディファイのパーツも沢山でてるとか、修理のときには費用も少ないんじゃないか、とか考えなかったの?

MARU:ああ、それは全然考えなかったですね。で、そうしてエンフィールドにしようかな、ってお店に現車を見に行っていた時期に、増井さん(注・Royal Enfield 友の会主宰)やりょうさん(注・Royal Enfield 裏・友の会主宰)、あとmotchieさんとかのHPを見て、最近のエンフィールドはそんなに壊れないっていう情報も得て・・・それで決めたのかな。

motchie:ふうん。で、手に入れてみて、どう?

MARU:満足です!遅いとか言われているけど、自分は中型バイクはこれが初だから。

motchie:それまでは?なにか乗ってたの?

MARU:プジョーのモペッドに。ポストっていう、郵便屋さん仕様の、前に大きなキャリアが付いている。だからエンフィールドは遅いとは感じないですよ。

motchie:ああ、ポスト。いいねえ、MARUさんに似合う!

MARU:あれで引っ越しとかしましたよ。キャリアに荷物しばりつけて。

一同:それはすごい(笑)

motchie:じゃ、造形とか所有感とかの満足は別として、エンフィールドに乗ってみてどう感じました?

MARU;ニュートラルファインダーって、あるじゃないですか。あれ、良くできてるなって思いました。気持ちいいです、カシャカシャ、って踏みおろすとき。

長T:最初は慣れなかったでしょ。

MARU:どこにあるのか、ときどきちらっと見て確認してから踏んだりして。

motchie:エンフィールドのミッションは慣れるまでちょっと大変ですよね。国産車みたいにコク、コクって感じじゃ全然ないから。

inotty:最近、「あ、これ入ってないな」ってのが解るようになってきた(笑)。ニュートラルも。あ、これ絶対入ってない、って。

motchie:魂が通ってきたんだ(笑)。でも、そういうのって、SRには無い世界ですよね。良くも悪くも。

inotty:良くも、は無いんじゃない?(大笑)。ヒトの感性に頼りすぎ!

motchie:確かに。でも、感性をつぎ込まないと巧く走らないっていうところは、エンフィールドの持つ面白いところじゃないかな、って思うんですけど。

一同:うん。

motchie:かちゃ☆マンも原付以外の初バイクはエンフィールドですよね。どうしてエンフィールドを知ったの?

かちゃ☆マン:雑誌ですね。雑誌でエンフィールドというバイクを知って。それから旧いバイクに興味が出てきて。あと、スティーブ・マックイーンの映画「大脱走」の影響が大きいですね(笑)。

motchie:じゃ、SRとかには興味は無かった?

かちゃ☆マン:いや、初めはエストレアを旧車っぽく改造しようと考えてたんで
すよ。でも、エンフィールドを知ったら、なんだこれが買えるじゃないか、って。

シィ:右チェンジとか知ってた?

おーた:買うまで知らなかった(大笑)。

かちゃ☆マン:その辺はネット上の情報が貴重でしたね。「友の会」とか。で、それらを読んで、まあ大丈夫だろうと。みんな乗ってるんだし。某ショップのチーフメカに「どっちがいいです?」って聴いたら「・・・右・・・」って。

長T:イガさんは左チェンジを買って、あとから右に直したんでしょ?

イガ:そうですよ。(動きが硬くて)足の甲がすり減るんですよ(大笑)。

motchie:では乗ってみてどうでした?

かちゃ☆マン:エンジンブレーキが効かないな、って。教習所のマルチと比べてスィ〜〜〜〜って。あと、なんだか機械じゃないみたいな。かっちりしてないというか。

motchie:ニュートラルポジションが3カ所あったり?

一同:あるある!(大笑)

motchie:始動性とかには苦労しなかった?

かちゃ☆マン:それはありませんでしたね。

シィ:わたしはなかなか掛けられなかった。キックキック、キックしてやっとかかったと思ってセンタースタンドを外すと、途端にエンスト(笑)。それから毎週日曜日はキックの練習。そのときについたアザはまだとれない(笑)。


エンフィールドならではの苦労?
inotty:国産車では考えられないよね。もし国産車のショップにそんなこと言ったら、「他のになさったら?」とか言われちゃうよね。(爆笑)

motchie:それでイヤにはならなかったの?

シィ:全然。バイクのせいじゃなくって、自分がうまくないだけだと思ってたから。それに、ひとつひとつのことが段々できるようになってくるのがすごく嬉しかった。初めはエンジンひとつかけられなかったのが、今日は走り出すことができた、とか。

motchie:でも国産車とかなら、初日から走りだせたよね?

シィ:いや・・・そうか。(爆笑) でも、ちがう。本当に自分の好きなバイクで走り出したかったから。最初はセンタースタンドの上げ下ろしさえできなくて、それができるようになっただけでひとつ達成感(笑)。キックも、段々エンジンかかるまでの時間が短くなってきて、走りに行く場所も、最初はやっと近場を回るだけだったのに段々遠くまで行けるようになり、地図を見ながら、ああ今度はこの辺まで行ってみようとか。そういう動作のひとつひとつ、手間のひとつひとつをクリアしていくのが楽しかった。

motchie:すこしづつ自分とバイクの世界が広がっていく楽しさ、かな。

かちゃ☆マン:でも、それも楽しさのひとつかな、と。某HPにも書いてありましたけど、(50〜60年代)当時はそこら辺に行くのも大冒険だった?当時の人もこんな苦労しながら走ってたのかな、なんて考えながらワクワク走ってるその脇を今日もスクーターが抜いてゆく(笑)。

motchie:おーたさんなんか、そういう意味ではなに不自由ないスズキ・バンディッドに乗ってたのに、なんでまた乗り換えたの?

おーた:バンディッド(250)は、自分のなかでは練習用だったから。

motchie:練習用ですか。しかしそれなら、その次に乗るのがエンフィールドというのは・・・高性能な国産車の走りを知っている女性がエンフィールドに乗って、どうでした?

おーた:「走り」という意味では、最初「え?」と思った。でも、SRなんかはもうみんなが乗ってるからイヤ(笑)。みんなが乗ってないのが良かった。

シィ:私も一目惚れ。変わったバイクがある、ってきいてみんなで見にいって。で、見た瞬間「あ、あたしコレに乗る!」って。そういう出会いをずっと待っていたからすごく嬉しかった。「あたしのバイクが見つかった!」って。

motchie:でも、そうやって見た目で気に入っていざ乗り始めて、イヤにならなかった?

シィ:さっきも言ったけど、うまくいかないのは、なにか自分が間違ってるからだ、としか思わなかったから。

inotty:MARUさん、そういうようなこと思った?

MARU:思いましたね。「今オレどこ間違えた?」って。

シィ:だって、他の人がキックするとすぐかかるし(大笑)。毎週月曜日がすごい筋肉痛で(笑)。女の子同士で話すと必ずおなじ苦労の話し。センタースタンド外せないとか。外せたら、外した反動で上がってきたスタンドがスネにがーんって当たって(笑)。足がダルメシアンみたいにアザだらけ(大笑)。

おーた:私もやっと最近できるようになってきた。

かちゃ☆マン:女の子ならではの苦労というのはあるんですね、やはり。ボクもキックは沢山したけど、全然苦にはならないからなあ。

motchie:かちゃ☆マンは筋肉多すぎるから(笑)。では満を持してイガさんの話を。

イガ:4気筒みたいなのは最初から考えていなくて、SV400とかSRとかGBとか候補だったんだけれど、もう少し自分でもいじりやすそうなのが欲しくて。

長T:エンフィールドはどうやって知ったの?

イガ:現行で生産されている、っていうようなことは、元々知っていたんですよ。そんなときたまたま出物があって。で、これなら自分でもいじれるかな、って買ってみたんですよ。そうしたら、これが大変な車両で・・・(笑)。今は調子が出て問題ないですが、最初の1年はもう。ありとあらゆるところがダメになって。

長T:楽しそうだったよね(笑)。

イガ:エンジン以外はみんなダメになって。と思っていたらエンジンもダメになって(笑)。すごい勉強になった(笑)。

長T:車歴は?

イガ:これが初めてのバイクです。

一同:へぇ〜。

motchie:で、イガさんは最近BMW R100なんかにも乗ってるでしょ?同じOHVエンジンでもかなり高品質な(笑)バイクにも乗って。そうした体験をしてからエンフィールドを考えると、どうですか?

イガ:やっぱり(魅力は)性能じゃないな、って思いますね。全然ちがう種類の楽しさですよね。

シィ:80kmくらいで走るときの音が好き。常にエンジン音に気をつけて走るでしょ?その日によっても音が違う気がする。機嫌が違うというか。でもイガさんに習ったことがあるの。今日「アレ?なにか違う」とおもっても次の日にその音がしなければ正常、という(大笑)。


エンフィールドの楽しさとは
motchie:
では、これから「買いたい」という人がいたら、エンフィールドを勧められる?

シィ:勧めるというか、私はこんな楽しいことがあったよ、ということは言えると思う。

かちゃ☆マン:始動から始まって、運転中のいろいろな手順が楽しい。

シィ:(アクセルを)開けたときの音が好き。

かちゃ☆マン:オイルの焼ける匂いとか。

おーた:ときどき焼けすぎてお焦げの匂いがすることも(笑)。

かちゃ☆マン:オイルにじみとか、細かいことが気になる人は、ダメかもね。あと、交友関係が広がりましたね。仕事だけしてたときの3倍くらい広がった感じがする。

シィ:女の子のエンフィールド乗りもけっこう居るから楽しい。オシャレさんでかわいい子が多い。で、いかにも「バイク乗ってます」っていうファッションじゃなくって。「え?バイク乗ってるんだー」って感じの子が、元気に乗ってる。

inotty:バイクの楽しみ方も大きく2通りあると思う。バイクに乗ることそのもの、そのバイクの持つ乗り味というか、そういうことを楽しむ人と、もうひとつバイクを使って何処かへ行くことが好きな人もいる。ロングツーリング派の人とかね。最初からエンフィを選んだ人たちは、エンフィは乗ってて辛くならない?

シィ:あんまり考えないですよね、そういうこと。まず見た目で(笑)エンフィってかわいいから・・・

おーた:うん、かわいい。

シィ:かわいいよねー!(笑)

motchie:エンフィに乗ってるオジさんは?(笑)

おーた:全然見てない!(大笑)

シィ:で、かわいいからこれ乗りたーい、って乗って、もっとうまく乗れるように練習したりするのも楽しい。壊れたり止まったりしたらすぐショップで直してもらえるし。でも、自分では知識もなくって、特に旧車だっていう意識もなくて、見た目や感覚でかわいいからって乗ってて、ていう女の子が周囲からどう見られてるかが知りたい。

inotty:お幸せだなあ、と(爆笑)

シィ:もっとメカを勉強して自分である程度のことができるようにならなきゃ、って言う人もいるけど・・・

inotty:いや、別にそうは思わないけどねえ。

一同:うん。

かちゃ☆マン:楽しめていればいいですよね。

inotty:でも、最初に飛びつくバイクとしては少々きついバイクじゃないかなとは思う。多少ともメカニカルな知識もないと。でも、乗りはじめる動機として魅力的な外観だとか、そういうのは決して悪く無いと思う。

motchie:頼れるスペシャルショップが近くにあるというのは、そういう人がエンフィに乗り続けるには恵まれた状況にある、とは言えそうですね。

かちゃ☆マン:あんまり深く考える必要はないんじゃないかな。でも、「(エンフィは)免許もってるだけじゃ、ダメなんだぜ!」っていう楽しみも、あったりして(笑)。

シィ:乗れるものなら乗って御覧、って。でも、(普通の)左チェンジ乗ってみなって言われたら困っちゃうけど(笑)。

motchie:だから、逆に初めてのバイクがエンフィで、それを良く楽しめてるよね、って思う。

inotty:みんな、いつまで乗るんだろうね。

長T:ほんと。いつまで乗るんだろう。

シィ:私はずっと乗るなあ。降りないと思う・・・




epilogue
現行国産車のように乗りっぱなしにはできない。手間もかかるし乗りこなすのにも癖がある。だけれど、手間をかけ、少しずつ乗りこなせるようになっていく過程こそが楽しい。すこしずつエンフィールドと自分が近づき一体になってくることが嬉しい。好きなようにファッションにこだわり、好きなようにカスタムし、好きなところへ走りに行く。そんなオーナー像が見えた今回の座談会。談笑はいつ終わるともなく続いた。



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